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速報 今年の年末賞与はどうなるか 調査データ・資料
速報 今年の年末賞与はどうなるか〜暖房手当、年末賞与(予定)アンケート調査結果と中小企業の経営実態〜

 この調査は、当会会員企業(会員数5504社)へ10月25日にアンケートを郵送し、11月8日までに回答のあった351社についてまとめたものです。回答企業の平均資本金、平均従業員数は第1表の通りです。
なお、速報のため回答企業数も十分でありませんし、この種のアンケートは比較的業績の良い企業ほど早めに回答を寄せる傾向がありますので、そのことを考慮してご活用下さい。

一、暖房手当は、昨年並み

 「暖房手当の平均支給額」(第2表)は、昨年とほぼ同じです。灯油の昨年10月の価格がリッター70円前後、今年が同77円前後と高くなっています。このことは、灯油価格と暖房手当は必ずしも連動せず、生活費の一部補助の性格が強くなっていることを示しています。

二、年末賞与支給予定額(全道平均)は、14年連続前年を下回る。業種別では、「建設業」「小売業」「サービス業」の減少が目立つ

 「年末賞与の地域別支給実績・支給予定」(第3表)をみると、全道平均で昨年より男性が4.48%の減少、女性は1.49%の減少と、14年連続前年を下回りました。地域別では、札幌の減少率が札幌以外より高く、大都市部での経営環境も厳しさを増していることが伺われます。
 「業種別の支給予定額(全道平均)」(第5表)をみると、「建設業」「小売業」「サービス業」の減少率が目立ちます。「支給予定額分布(全道)」(第6表)では、一番多いのが男性で「30万円以上40万円未満」(23.0%)、女性で「20万円以上30万円未満」(26.1%)となっています。

三、決算状況と資金繰りでは、業種によってバラつきが目立つ

 「今期の決算状況と資金繰り」(第8表)をみると、黒字企業の割合は「卸売業」の60%から「建設業」の32.8%まで、業種よってバラつきが目立ちます。資金繰りも、「苦しくなってきた」と回答した企業が「小売業」「建設業」では30%を超え、業種によって明暗が分かれます。
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