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この調査は、北海道中小企業家同友会(代表理事三神純一、会員数4,938社)がこの春に開催した合同入社式や新入社員研修会(北見、旭川、釧路、帯広、函館、札幌など)の参加者を対象に実施したアンケート調査の結果をまとめたものです。
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「働く目的は何か」()では、男女とも「創造的に仕事をして、自分の人間的成長をはかるため」(男性39.7%、女性54.6%)が、昨年より若干増えて最も高くなっています。特に女性は、この項目が昨年より4.5ポイントも高くなり「趣味やレジャーを楽しむため」が、昨年より5.3ポイントも減っているのが特徴です。
一方男性は、昨年と比較して「独立して事業を営みたいから」が2ポイント増え、「幸せな家庭を築くため」が3.6ポイント減っています。
また、「社会に意義あることを見つけ、社会をよりよくするため」は、昨年と比較して男性が1.2ポイント増えて8.9%、女性が0.4ポイント増えて5.2%となっており、やや変化が見られます。
女性は「人間的成長をはかるため」が圧倒的に多いですが、男性はその他に「趣味やレジャー」「幸せな家庭を築く」などに分散化する傾向がうかがわれます。しかし、「働くこと」と「自分の人間的成長」との関わりを問いかける基本的な姿勢は共通しているようです。 |
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「会社を選ぶ基準」()をみると、第1位が男女とも「自分の個性や能力が生かせると思ったから」、第2位が「会社に将来性があると思ったから」となっていますが、昨年と比較すると大きな変化が見られます。男性の「会社の将来性」が、昨年より4.9ポイント増え29.5%になっているのに対し、女性は逆に4ポイント減って22.0%となっていることです。
これは、厳しい経営環境の中で、男性が長期的な視点で企業を選び、安定して働ける場を確保したいという志向を強めているためでしょう。
「勤めるにあたり、特に確かめたもの」()をみると、第1位は男女とも「仕事の内容」となっていますが、2位以下では、若干の違いが見られます。
ただ、「経営理念」が男女とも昨年より高くなっており、良い人材の確保のためにも経営理念の確立が望まれます。 |
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「どんな会社を望むか」()では、男性の第1位が「社内が明るく人間関係のよい会社」、第2位が「専門技能、知識が取得でき、自分を伸ばせる会社」、第3位が「生きがいのある会社」となっています。一方、女性は第1位が「社内が明るく人間関係のよい会社」、第2位が「専門技能、知識を取得でき、自分を伸ばせる会社」、第3位が「自分の時間がきちんと持てる会社」となっており、第3位が男女で分れています。 |
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「どのような上司を望むか」()では、男女、学歴を問わず第1位が「人間的に尊敬できる人」となっています。男女を問わず、「実行力、統率力のある人」が学歴が高くなるほど比率も高くなっています。また、専門学校卒の男性が「仕事について厳しく指導してくれる人」、高卒女性が「個人生活の面までいろいろ相談にのってくれる人」が他にくらべてかなり高く、注目されます。
「関心のある社会問題」()では、男性が「景気動向」「年金問題」と続き、女性は「事故、災害、犯罪」「景気動向」となっており、差があります。男女、学歴別の意識の差をふまえて教育したいものです。 |
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※参考
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