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2002年の初任給・賃上げはどうなるか 調査データ・資料
速 報  2002年の初任給・賃上げはどうなるか〜初任給・賃上げの腹づもり アンケート調査結果〜

 この調査結果は、当会加盟企業(会員数5,001社)の中から、地域・業種などを勘案して1,000社を任意抽出、2月中旬にアンケートを発送し、3月2日までに回答のあった218社についてまとめたものです。
 回答企業の平均資本金、平均従業員数は、第一表の通りです。速報のためサンプル数も少なく、この種のアンケートは、比較的業績の良いところが早めに出てくる傾向がありますのでそのことを考慮し、ひとつの目安としてご利用下さい。

一、賃上げ額、賃上げ率とも過去最低〜賃上げゼロ企業は20%を越える〜

 第二表の「2002年賃上げ(定昇を含む)平均額(予定)」をみると、全道平均の男性でアップ額が、519円、アップ率は0.18%、女性で467円のアップ額、0.29%のアップ率となっています。
 昨年との比較では、男性がアップ額で3,425円の減、アップ率で1.55ポイントのダウン、女性がアップ額で、2,641円のダウン、アップ率で1.42ポイントの減となっています。「過去10年間の賃上げ額、賃上げ率の推移」(第三表)をみると、アップ額、アップ率とも過去最低です。1975年の本調査開始以来最低でもあります。
 「賃上げなし」と回答した企業が全道で男性49社(22.4%)、女性で52社(23.8%)もあり、経営環境の厳しさが伺われます。なお、「賃下げ」が男性で5社、女性で4社ありました。

二、初任給は減る傾向

 「2002年初任給平均額(予定)」をみると、全道平均では、「高卒」「短大卒」がすべての職種で対前年比マイナスとなっています。「高専卒」は「営業職」のみがプラス、「大学卒」は「技術・現業職」以外がプラスとなっており、全体として昨年より、下がる傾向にあります。
 とりわけ、「高卒」「短大卒(専門学校を含む)」の減少が目立ち、これら学歴層の就職戦線の厳しさを反映していると言えるでしょう。
 「経営環境は厳しく、賃上げどころではない」との声もあり、賃下げしても難局を乗り切る高い次元の意志統一が求められています。


※拡大

○ 第三表(PDFファイル)(19.7KB)
○ 2002年初任給平均額(PDFファイル)(35.1KB)

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