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<ポイント>
1.賃上げ額は平均4,576円、アップ率は2.08%(平均年齢39歳)。
2.賃上げ予定企業は47.6%、賃上げなしは6.4%、未定は46%。
3. 初任給は大卒・営業職で179,983円。大学院卒の初任給を初調査。 |
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この調査は、2月15日に会員企業(5894社)にアンケートを郵送し、3月16日までに回答のあった187社についてまとめたものです。サンプル数が少ないため、ひとつの目安としてご利用下さい。 |
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有額回答企業の賃上げ予定額は、全道平均で4,576円(平均年齢39.2歳)、アップ率で2.08%となり、いずれも昨年を下回りました(第2表)。ゼロ回答企業を含めた中央値は3,800円です(第2図)。賃上げ有り(定期昇給を含む)と回答した企業は47.6%、賃上げなしは6.4%、未定企業は46%でした。昨年より賃上げ額ゼロの企業が大幅に減った一方、未定と答えた企業が全道で46%、札幌以外では49.5%と5割近くとなりました。(第2表、第1図)。 |
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中央値 有額回答企業数に、賃上げ額ゼロ回答企業数を加えた中間のアップ額
平均値 有額回答企業の平均アップ額 |
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全道平均の初任給は、学歴別では高卒が前年同期の調査よりも減額となり、職種では営業職が前年調査数字を下回りました。地域別に見ると、札幌圏とそれ以外の地域で、初任給の格差が広がっています。特に札幌以外の営業職は金額、アップ率とも大きく減らしています。
今回は初めて大学院卒の初任給を調査しました。全道平均で最も高かったのは営業職で186,180円でした(第5表)。
当会が今年1月に実施した採用意向調査を見ても、人材確保と新卒採用は依然大きな課題ですが、初任給引き上げに直結しないところに、中小企業の悩みの深さが表れています。
なお、同時に実施した「道内中小企業の賃金・諸手当・退職金・役員報酬の実態調査」の結果は、7月に当会ホームページで公開します。 |
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