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速報 今年の年末賞与はどうなるか 調査データ・資料
速報 今年の年末賞与はどうなるか〜年末賞与(予定)、暖房手当、決算状況(予想)アンケート調査結果〜
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 この調査は、当会会員企業(会員数5637社)へ10月24日にアンケートを郵送し、11月19日までに回答のあった440社についてまとめたものです。回答企業の平均資本金、平均従業員数は第1表の通りです。
なお、速報のため回答企業数も十分でありませんし、この種のアンケートは比較的業績の良い企業ほど早めに回答を寄せる傾向がありますので、そのことを考慮してご活用下さい。

1.年末賞与はアップ率が男女ともプラスに。男性は17年ぶり

 今年の年末賞与は、「支給する」と回答した企業が71.4%(第1図)となり、金額のアップ率は男性0.86%、女性3.86%(共に全道)と男女ともにアップするとの結果になりました(第2表)。特に、男性は17年ぶりのプラスとなりました(第3表)。
 サンプル数の関係で参考値ですが、業種別(第4表)では建設業が男女ともにアップ率がプラスとなりましたが、反対にサービス業では男女ともにダウンとなっており、業種による差がうかがえます。
 「パートタイマーの年末賞与(全道平均)(第4図第6表)」は、「支給有り(24.7%)」と回答した企業では前年より増額との回答が多くありましたが、一方で製造業とその他・不明のみ減少する結果となっています。

2.暖房手当は昨年よりやや増加

 「暖房手当の支給の有無(第7表)」では、全道では支給ありが52.4%、支給なしが47.6%との回答結果でした。
 暖房手当を支給している企業による「暖房手当の平均支給額(第8表)」は、札幌、札幌以外とも5%前後のアップとなっています。近年では、灯油価格と暖房手当が必ずしも一致しないとの結果も多くなっていますが、今回の調査では灯油の昨年11月の価格がリッター90円前後、今年が同102円前後(北海道消費者協会全道平均)と1割ほど高くなっており、その分の反映とも考えられます。

3.景気回復に業種間格差

 「2013年度の決算(予想)状況と資金繰り(第9表)」をみると、札幌・札幌以外とも黒字企業は5割を超え、増収企業は全道で63.4%(前年同期比6.4ポイント増)、増益企業は57.5%(同10.4ポイント増)と、決算状況が改善しています。業種別(第10表)では、建設業が大幅に改善する一方、円安などの影響によって製造業や運輸・倉庫業では、減収減益企業が30%を超えています。資金繰りでは、小売業で31.6%が苦しくなってきたと回答しました。。
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