企業にも経営理念があるように同友会にも同友会運動の歴史の蓄積の中で培われてきた同友会理念と呼ばれるものがあります。理念とは「理性によって到達する最高の概念」(広辞苑)の意味ですが、会の目的、性格、基本となる考え方を総称するものです。 今日、同友会理念と呼ばれる内容は次の三点にあらわすことができます。 |
第一には・・・・ |
『同友会の三つの目的』です |
第二には・・・・ |
『自主・民主・連帯の精神』です |
第三には・・・・ |
『国民や地域と共に歩む中小企業をめざす』ということです |
(中同協第22回総会議案書) |
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同友会の3つの目的 |
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(1) 同友会は、ひろく会員の経験と知識を交流して、企業の自主的近代化と 強靭な経営体質をつくることをめざします。(良い会社をつくろう)
(2) 同友会は、相互に資質を高め、知識を吸収し、これからの経営者に要求される 総合的な能力を身につけることをめざします。(良い経営者になろう)
(3) 同友会は、他の中小企業団体とも提携して、中小企業をとりまく 経済・社会・政治的な環境を改善し、中小企業の経営を守り安定させ、 日本と北海道経済の自主的・平和的な繁栄をめざします。(良い経営環境をつくろう)
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会員間取引の3つの申し合わせ |
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(1) 同じものを買うなら会員企業から、会員にはなるべく安くて、良いものを提供する。
(2) 率直に希望を出しあい、仕方なくお義理で取引するのはやめ、お互いに利益は 保障する。
(3) 取引を通じて、会員同士の“友情”と“信頼”がいっそう深まるよう努力する。
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運営にあたっての心掛 |
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(1) 会員の要求は、どんなに小さくとも必ずとりあげ、成果は全会員のものになるよう つとめる。
(2) 会員の自主性を尊重し、知りあい、学びあい、援けあいを日常的に追求する。
(3) 会員の思想、信条、企業の大小、会員としての経歴、社会的な地位に関係なく、 会員は対等平等であり、それぞれの立場から自由に発言できる雰囲気を保障する。
(4) 身近な問題を軽視せず、大きな課題を諦めず“早く”と“粘り強く”を織り込んで 活動をすすめる。
(5) ボス支配を絶対にさけ、全会員が運営に参加するよう細心の注意を払う。
(6) 他団体との交流も積極的に行い、要求や目的で一致できる点では手をとりあい、 縄張り主義に陥らない。
(7) 決定は“全員一致”をたて前とし、十分に論義をつくす。
(8) 個人の政党支持、政治活動の自由を保障し、会員が政治に関心をもつことは 大いに結構だが、同友会としては、一党一派にかたよらない。
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私たちの合言葉
● 知りあい、学びあい、援けあい、共に繁栄をめざしましょう
● きばらず、せかず、諦めず、私たちの要望を実現しましょう
● 激動をよき友とする経営者になりましょう |
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